パトリ製作者の間で、おもしろい質問が出ました。

「なぜ右折より左折のほうがしやすいのか?」

特に、バイクなどでは感じるでしょう。

 

心理学に「左回りの法則」というものがあります。

例えば人は道に迷うと、無意識に左を選ぶのです。(T字路の場合)

他にも、陸上競技のトラックは左回り。

スケートリンクも、野球も左回りです。

この法則を利用して、マーケティングの世界でも左回りに作られています。

スーパーやコンビニ、遊園地など、左回りに見て回るとスムーズになるようにできています。

逆に、お化け屋敷などのようなものは右回りで、違和感を感じさせるつくりになっているそうです。

 

左回りについての議論はされていますが、諸説あって解明されていないようです。

この手の話には科学的理由があるはず。

私も少し考えてみました。

 

よく言われるのは次のとおり。

■心臓が左寄りにあるので、左回りをしたほうが心臓を守ることができるから。(心臓説)

■重たい肝臓が右側にあるので、左に傾いたほうがバランスをとりやすく、左回りの方がしやすい。(肝臓説)

■右利きの人が多く、右手のでバランスをとりやすいので、反対の左回りの方がしやすい。(利き手説)

■運動場のトラックが左回りで、小さなころからそれに慣れているから。(後天説)

■右脳と左脳の働きの違いから、左回りの方がバランスをとりやすい(右左脳説)

 

私は、これにもう一つ加えたいと思います。

■地球の自転によって発生するコリオリの力により、左回りの方がしやすい。(コリオリの力説)

 

お風呂の栓を抜いて、水を流すとき、排水溝へどのように流れるか知っていますか?

北半球の場合、水は反時計回りに落ちていきます。

台風も反時計回りです。

赤道に近くなるほど、地球に乗っている私たちや水、空気は速く進みます。

北極や南極に近づくほど、遅くなります。

赤道では最も長い距離を1日で進むのに対し、自転軸上では1日かけてその場で回転するだけだからです。

この差によって「コリオリの力」という見かけの力が発生します。

北半球では進行方向に対して右に、南半球では左です。

ですから、走っているときのように、内側に重心をかけると、左回りになるのが自然なのです。

 

ところで、なぜ右利きの人が多いのでしょうか?

実は、これもコリオリの力が関わっているのではないか、という説があります。

人間の発祥地である、北半球のコリオリの力によって、右手の方が使いやすかったのではないかと。

実は、DNAも右らせんです。

私たちの体も化学物質ですから、コリオリの力のようなエネルギーを受け、それに従ったつくりをしていると考えるのが自然です。

 

人間の左回りの法則というのは、太陽が発生し、地球が発生し、左回りをし出した地点で定められた運命なのかもしれません。

私たちは右か左かという小さなことでも、宇宙に翻弄されているってことになりますね。

「コリオリの力説」というより、「宇宙説」にまで広がったお話でした。

広い視点で物事を考えることが、科学ではとても大切なことです。

 

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