金沢フリースクール協議会

年間数回開催

 よりそうなかま

不登校問題に関わって20年強、出会った子供たち、特に中学時代までに関わった子供たちはほぼ１００％、今元気に自分の人生を歩んでいる。学校に行けなく（行かなく）なり人生終わったと思ったことも、居場所を見つけ、仲間と出会い、応援する人たちと歩んでいるうちに少し遠回りしたけど、より豊かな道を歩んでいたんだなと思えるようになる。将来どうなるんやろと涙ながらに相談に来ていた親御さんも、あの子にとってあの時間は必要だったんですねと、しみじみと語ってくれる。彼らの歩む姿を見ていると、歌手ピストル竹原の「季節を報せない花なんてないのさ」という歌を口づさんでしまう。

不登校解決のポイントは

1. 年齢は早い方がいい「鉄は熱いうちに打ては格言だ」

2. 親が自分の心配や不安を、常識という言葉に変えて子供を追い込まない「理解してくれない人に誰も心をひらかない」

3. 今の状況を理解共感する向き合い方「原因探しでなく、今を肯定支える側に」

4. 経験者、支援者と出会う「すでに一つの生き方」

どの道を通ってもこの子は尊いいのちを生きている、そう心底思えたなら、もう8割問題は解決しているもんだ。多様な道があり、それをすでに歩んだ多くの先輩がいて、彼らの人生を支えた支援者が知恵をいっぱい持っている。不登校はすでに問題ではないと思う。ただ大人の無理解が問題なのだと強く思う今日この頃。フリースクールという一つの選択で輝くいのちを！少数の中に未来の種が。​

金沢フリースクール協議会代表　森 要作